グロムサーチよろしく(4/1)
【現地4月1日】
エイプリルフールって、まだ小学生ぐらいの間じゃ生きてるイベントなのかな。で、エイプリルフールで思い出したけど、今年、バレンタインデーがまったく知らない間に終わってました。
ふと、そうだ、と思ったのがなんと今日、このエイプリルフールのことを考えたとき。その日までまったく何事もなかったかのように、というか、何事もなく、日々は過ぎ、いよいよ私の人生にはまったくバレンタインデーは入れなくなってしまいました。ま、チョコ配ってるんじゃなくて食ってるようじゃ、最初から違うわけだけどね。
で、本日も波極小につきキャンセル。しかし、グロムサーチが10時から。16歳以下のグロムサーチインターナショナル。コナちゃん出番。
しっかし、しょぼい波だったな。かわいそう。膝以下。いくら子供でもあれは厳しいものがあるな。特に最初のヒートのコナちゃんの組。次のヒートはまだ良かったけど。でも今日は1位だけがファイナルで残りの3人はリパチャージだから、負けはまだでないからいいようなものの、う~ん、あんなんでよく板回すな、って感じ。
でも、やっぱり見てると、どんなコンディションでもちゃんとボトムが使えてて、流れが止まらないサーフィンには点がつくな。逆に子供にありがちなパチパチ君サーフィンとか、器用にテールこねくり回し、あるいは、パシ~ン、パシ~ンって、一回ごとに半拍休憩みたいなのにはなかなか点が渋い。
日本の子供のほとんどがこのタイプで、流れてない。flowなし。それでもうまいとか本人も思ってるだろうし、周囲も期待してるんだけど、今は止まっちゃだめなのよ、マジで。やっぱ、子供の頃からこういうジャッジに接していないと、WQSで点が出るサーフィンできるようにならんよね。
コナちゃんは、タイプとしては不器用ですがボトムをしっかり使えるスムーズなスタイルなので、乗れば他の子供より点が高い。器用に6回7回パチパチ当てて5点の子供の横で、3発でハイファイブとか、そういう感じ。他の子供たちでもただ飛んだり回ったりでは大して点が出ない。ちゃんとflowを見られてる。
今日ファイナルにこまを進めたのは、ブラジルのガブリエル・メディナ、コロヘ・アンディーノ。ディノ・アンディーノの息子ね。さすがのサンクレメンテで、エアーの安定感は抜群。ほぼノーミス。それでも8ポイントどまりで9点台がなかったのは、リップが詰まっちゃってた感じがあったからだと思う。
コナちゃんは3位でリパチャージラウンドへ。
なんか、聞くところによるとブラジルって、アマチュアとかジュニアとか試合がほとんどなくて、試合イコールいきなりWQSらしいよ。でもね、結果的にいつかそこを目指すなら、それはとても正しいルートだな。他はいらないもいの。だから、16歳ぐらいでもけっこう経験豊富な選手が出てくるんだろうな。
ガブちゃんはスポンサーワイルドカードでリップカールプロにも出ちゃう。16歳なのに、パーコちゃんとクリス・デビッドソンと対戦する。そうね、やっぱジュニアだからとかカデットだからとか、言ってる場合じゃないな、世界目指すとか言うなら。
つのだゆき