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yuki's wagamama online フリーペーパー「フロー」編集長つのだゆきのオフィシャルページ。

yuki's diary0904ベルズ編 > yuki's diary  

更新日 2009-06-03 | 作成日 2009-01-26  

パーコちゃん。やっぱね。
そうだよね、どう見ても。(4月17日)

 parkinson2850bells09kirstinl.jpgCredit: © ASP/ CI/ SCHOLTZ via GETTY IMAGES 
 
パーコちゃん。
やっぱね。そうだよね、どう見ても。
あの安定感は、ちょっと違うもんな。

アダムもケコアとフレッド蹴倒して頑張っちゃったな。ま、半分ぐらい親類縁者の応援のおかげだけど。毎ターン黄色い悲鳴が上がれば、いやでもアドレナリンドクドクだよね。絶対に沖にいるアダムには聞こえてるわけだし。終了間際の逆転劇なんて、そういうなんか外部的パワーの助けに運も付いてきちゃった、みたいなことなんだと思う。

ここではファニングが、ワールドツアーデビュー前に今回のアダムと同じようにワイルドカードで勝ち上がってファイナルまでいき、そのまま優勝したわけだけど、そのときは確かファニング、リップカールのワイルドイカードでトライアルから延々勝ったんじゃなかったと思うけど……アダムはトライアルからずっと勝ち続けてだからな。長い道のり、お疲れさまです。応援団もお疲れさま。

本日も6フィートレンジのクラシックベルズ。風は昨日より弱くて、クリーンコンディション。絶好のファイナル日和。ただ、ちょっと波の選択が重要な感じ。

パーコちゃんはもう淡々とお仕事して、淡々とスムーズででかいマニューバーを描き、淡々と勝って行った。すべて予定通り。ファイナルが一方的な展開になったのも予定通り。もう実力の差だからしょうがない。

ジョーディとファニングは一緒に入れちゃうとファニングの軽さが目立って、う~ん、な感じ。ファニングはちょっと変えなくちゃかな、サーフィン。ここ数年でみんながケリー方向にシフトしていて、20%のギャップを埋めるべく徐々に進んでいるのに、ファニングがあまり以前と変わっていないように見えるのが気になる。

逆にジョーディは昨年とは別人というか、すごく考えてやってる感じがよく見える。特に今回はベルズのフェイスの長い波とジョーディの伸びのあるターンがとても合っていて、いい感じだった。体も大きくラインも大きく、トラックも深いジョーディと、早いけど細くて軽い感じのファニング。その比較になると、ベルズじゃいい波を取りさえすればジョーディかなと思う。集中力に勝るファニングは序盤からリードしていたが、結局逆転されてしまった。

なんてね、見てたみたいだけど、見てないし。でもこの結果は見えてたし。思った通りの展開。しかも放ってきたスパイたち、かなり素晴らしい動きしてて、完璧な影武者ぶりだし。

ま、そういうわけで詳しくは語れないというか、語る権利なしなので、パーコちゃん2連勝スタートってことで、昨年のケリーシステム。うん、ホント今年のパーコちゃんは安定感抜群だな。今までみたいな急に壊れちゃう感じがないし、安心して見てられる。ま、タヒチでパーコちゃん優勝ってのは考えにくいから、ちょっと一息ってことになるんだろうけど、なんとなくこのまま今年はパーコちゃんかも。

いいんじゃない、ケリーが世界一サーフィンうまいなら2番目にうまいのは長いことずっと間違いなくパーコちゃんだから、一度はタイトル取るべきサーファーだと思うし。

 
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つのだゆき