突っ込んで抜けたやつの勝ち(12/11)
【現地12月10日】
贅沢な悩みといえばそうなんだけど、ワイメアのエディも私すでに4回目なので、興奮さめやらずということもなく、とりあえず今年は終わっちゃったから、もう家の前がバタバタすることもないな、みたいな。
しかし、家の前は昨日もバタバタ。ワイメアのパーキングに暴走車出現。あちこちにぶつけ、人を巻き込んでのひどい事故。おかげでカメハメハ・ハイウェイは5時間にわったって両方向通行止め。またまた、みんな遠くに車を止めて歩く歩く、そしてまたまた私は終日家にカンズメみたいな。
ほんと、宅配便の人とか、お仕事の人とか、迷惑な日々だな。ノースショアはね、イナカだから、この海岸沿いのカメハメハ・ハイウエイが通れなくなると、陸の孤島になっちゃうのよ。回り道一切ナシ。東浪見あたりも相当イナカだけど、ほら、日本って意外や平地だから農道ってものがあるわけ。田んぼのあぜ道のグレードアップしたヤツ。だから、何とかなるわけだけど、ここは何しろ島だからね。このノースには道1本しかないわけ。ま、通行止め区間の反対側に行くなら、島逆回りしてお行き、って話。特にワイメア界隈は崖あり、谷ありで、背後は山だから道もなかなか通せない。
昨日の渋滞といい今日の渋滞といい、ホント、このままノースショアを冬の観光スポットとして発展させるなら、まずは道路作りだと思う。
で、本日ドロップしたスウェルでパイプラインマスターズがスタート。もうみんなノース通いはうんざりではないかと思う。が、結局ビーチはぎっしりの人で埋め尽くされた。
ピーカン、6-8フィート、時折とんでもないオバケセットは10フィートという、ビューチホーなコンディション。しかし、なんかチューブになる波が少なくて、今ひとつダレる感じ。どっちかって言えばバックドアだったかな。ま、クローズアウトに近いのに突っ込んで抜けたやつの勝ち、みたいな。
デュアルヒートでラウンドワンの16ヒートに続けて、ラウンド2の第7ヒートまで行われた。進行早い早い。ラウンドワンではシェーン・ドリアンがシリアスなバックドアチューブを決めて9.50を出して快調にヒートアップ。アンディ、ブルース、メイソン・ホーあたりは危なげなくヒートアップしたけど、やっちゃったのがジェイミー・オブライエン。8点台1本でバックアップライドが揃えられずに、フィリップ・マクドナルドに負けた。
そしてもうひとりやっちゃったのがサニー・ガルシア。ヒートに遅れてこの試合に出場できず。トーリー・マイスターがかわりに入った。これで、サニーのトリプルクラウンは消えたことになる。う~ん、何で遅れちゃったかな。デュアルヒートの時間を計算し間違えたか? ま、どんな理由があったにせよ遅刻は遅刻なのでどうしようもない。しかし、当然サニー大荒れ。
午後、潮がどんどん引いてバックドアがよくなってくると、みんな突っ込み合戦。本日の最終ヒートのジョシュ・カー対ミッキー・ピーコンはすごい戦いになった。
バックハンドにもかかわらず、バックドアを果敢に攻めるピーコン。う~ん、ピーコンってあんなにチューブうまかったっけなぁ、と感心してしまったが、結局9.83、9.93の2本で20点満点で19.76。相手のジョシュ・カーだって9.40と7.33持ってるのにコンビネーション19.77だもの。本日はピーコンデーだったな。
波は明日はダウン、また週末にかけて上がるので、心配無用のようだ。どうやら今年は波の当たり年みたいよ。
つのだゆき