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yuki's wagamama online フリーペーパー「フロー」編集長つのだゆきのオフィシャルページ。

更新日 2010-03-29 | 作成日 2009-01-26  

今年こそのタイトル争い候補は、ほぼ全滅(3/4)

【現地3月4日】

あった! 
ありましたね、雨の降らない日。朝から雲が少なめだったけど、毎日雨の降らない日はないのか? といい加減あきれていたので、ガッチリ雨のしたくして行ったけど、今日は一度も降らなかった。おかげで終日怪しい中東の巡礼者。それでも干からびて死にそう。そうそう、これがスナッパーの修行なんだよな、とようやいく思い出したよ。

朝7時半から夕方4時まで日干し。男子ラウンド4、女子ラウンド3の上半分4ヒート、その後男子クオーターファイナル4ヒートを消化。

番狂わせ続出。

まずは磐石だった仕事師ファニングがカイ・オットンにやられて今シーズン9位スタート。う~ん、確かに出来は悪かったけど、私的にはけっこうハテナな結果だったかな。カイが逆転してトップに立った波、確か8点台だったと思うけど、あれ、高くなかったですか?

その後、パーコ、デーン・レイノルズは順当勝ちしたけど、ケリーがジョーディに負けた。なんか今回のケリーは勝ちに来てた感じで、昨日も抜けられそうで抜けられなかった10点コースのチューブをあっさりあきらめて手堅い方角に行ってたのが印象的だった。昨年ならそれにハマって、意地で10点出すかドツボかって感じだったのにね。今年は取りに来たがために自分で自分にプレッシャーかけたかな、って感じ。本人はなんてコメントしてるんだろう。波が見つけられなかったようにも見えたけど。でもジョーディも決してよかったって感じじゃなくて、なんだかよくわからない、ケリーがフヌケのヒートだった。

女子ラウンド3最初の4ヒート。結果的には順当だけど、なんであの子供のサーフィンのタイラー・ライトにあんなにハイポイント出すんだろう。波に乗ってるというより乗られてる感じで、コミットメントもヘッタクレもなかったと思うけど。チューブになりそうなほれたセクション、腰引いて逃げてたし。もちろん15歳なので、サーフィンはそれで全然いいんだけど、それにエクセレントレンジのポイントあげちゃうのもね、どうなの?

 ま、結果的にステファニーが勝ったから良かったけど、すごく疑問の残るジャッジだったな。

押しなべて今日はなんかジャッジが合わなかった。私がよく新しいクライテリアを理解していないのか、ジャッジが迷ってるのか、なんか人によって、ヒートによってポイントがかなり違ってたと思う。

ま、結果的にはパーコちゃんの負けだったかもしれないけど、あんな大差じゃなかったでしょ、っていうのが本日のハイライト、事実上の決勝戦、ディフェンディングチャンピオンのパーコ対デーン・レイノルズ。

デーンは最初から特大セットじゃなくて、小ぶりのリップできる波に焦点をあわせ、そこでテール放り出し放題のリップや、まさかのインサイドロングチューブ。あのチューブとその前のリップ、出てきてのリップのコンビネーションはヤバかったけど、オープニングライドはちょっと高かったと思うよ。あれで9.27なら、セットの全然でかい波でテール放り出したパーコちゃんが8点台はないんじゃん。

少なくとも昨日までは、それなかったよ。だからビード・ダービッジが19.30なんてハイポイントだったんだから。パーコちゃん、19.21のコンビネーション負け。内容決して悪くないのに。まるで納得いってないはず。

セミの4人はタジ、ボビー、デーン、ジョーディ。今年こそのタイトル争い候補は、ほぼ全滅、新時代到来、みたいなメンバー。ま、確かにデーンがこの先もあのサーフィンをするなら、この試合も今シーズンのタイトルも、間違いなくデーン・レイノルズで決まりだし、パーコちゃんもファニングもケリーも引退って話だけど。

つのだゆき