ツナミ警報のおかげ?(2/28)
【現地2月28日】
えっとですね、ツナミ警報のおかげでですね、コンテストは早朝とっととキャンセル。コンテスト会場のビーチは立ち入り禁止になっている。え~~~? そんなことでぇ~? 、みたいな。チリ地震の津波が本日朝8時半に来るって話。最大3メートルとか? ま、ないと思うけど、もし1メートル来たらコンテスト会場水浸しだからな。もちろんコンテストに保険はかかってるけどツナミ保険特約、なんてないだろうし。いつだってやられちゃうな、危機管理の天才、コンテストディレクター、ロッド・ブルックスの決断には。
大事を取ってというか、ま、政府の出してる津波警報なんで、へらへらコンテストやってるわけには行かないって話か。
日本だったらどうなんだろうね。海上保安庁から、やめれ~、ってお達し来るのかな。なんかそれでも普通に大会してそうだけど、一時中断ぐらいで。どうなんだろうね。
ま、とにかくここでは終日オフですわ。ゆっくりできるのでちょっと助かったけど、朝からピーカンなので、残念。
結局ツナミのほうは私の個人的な予想通り、これといって目に見える変化はなく、設営物界隈の砂は持っていかれてたけど、それは普通の満潮時の波によるものでツナミのせいではない。うん、そうか、だからもし本当に来ちゃったら全面的に流れちゃったかも、なんだな。
しかし、この国は地震というものに縁遠いので、みんなけっこうドキドキだったようで、それを見てるのが面白いというか、なんというか。ま、ここに居る人のほとんどが観光客やリタイア組というヒマ人なので、そういうことになるのかもしれないけど、近くの高台、岬の先っぽのニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の州境、ま、サーファー的に言えばスナッパーとデュランバーの境だけど、そこにはたくさんの人が避難(ある意味マジな)も兼ねた物見遊山で詰めかけ、周辺道路は大渋滞していた。ヘリもバンバン飛んでたし。
ま、とりあえず何事もなくめでたしだけど、コンテスト的には出来そうな一日がつぶれちゃったって事で、ガックシだな。フリーサーフィンには今イッチョという中途半端なコンディションだし……。
つのだゆき