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【現地3月3日】

スナッパーは今日も雨だった、パート3とか4とか。

もうね、雨の降らん日はないのか、って感じ。今日は朝からいい感じで、風は強いけど波も昨日の倍ぐらいあるし、今日こそテントの中じゃなくてもいいかな、なんて思った私が大間違い。午前中はまだ良かったんだけど、午後になると雲とともに通り雨の嵐。傘さしたりたたんだり大忙し。レインコート着ていかなかったから、パンツまでびしょぬれ。カメラ守るのが精一杯で、自分は濡れるしかないな、あの風と雨じゃ。しかも急にくるし、風で傘持っててもオチョコになるし。なんだろね、2010は。

そんなカメラマン受難のなか、男子ラウンド3の16ヒート、朝7時半スタート。波は4－6フィートとかなのかな。ちょっとバンピーではあったけど、チューブもあるし、いい感じ。

試合のほうは、ヒート表の上から順に行くと、まずはタジ対オウエン・ライト。これはもうタジの貫録勝ちというか、格が違う感じだったかな。なんか今日改めて思ったけど、上位陣、ホントミスがないよな。これ、って波のときにワイプアウトしない。あのサーフィンの正確さってすごいな。
アンディはボビー・マルチネスにやられた。私的には、なんかボビーに点高くないですか？　と思ったけど、ま、アンディも今イッチョだったし、スピードなかったし、しょうがないのかな。

負けてもギャラリーからはかなり盛大で暖かい拍手がアンディに送られてたよ。人気は衰えてないようだな。アンディ、復帰第1戦17位。う～ん、どうなんだろう。メローになった分、勝ちに執着してないような、なんか、妙な具合の新生アンディだなぁ、と思った。

ファニングは昨年のUSオープンと同じ顔合わせで、ブレット・シンプソン。USオープンではファニングがやられて高額の賞金を持っていかれたわけだけど、今回は磐石。何の問題もなし、スキもなし。仕事ぶりすごかったな、ラウンドワンに続いて。きっちり、きっちり、こなすこなす。

パーコちゃんもノー問題。開始から10分たたないうちにダスティ・ペインをコンビネーションですから。デーン・レイノルズは同じクイックヤングガンのジェレミー・フローレスと、どっちが本物のヤングガンか、みたいな勝負。波の選択はジェレミー、テクニックはデーンって感じだったけど、ま、どうしたってデーンだな、普通。

本日のハイライトというか、最高得点はビード・ダービッジだけど、そうかなぁ……と私は思った。波は一番いいの乗ってたけど、テクニック的にはデーンのほうがすごくなかったですか？

ケリーはイマイチ波がよくないヒートだったけど、それでもガンガン穴掘ってたね、チューブ。一番すごかったのはオープニングの、ギリギリメイクできなかったけど、やたら惜しかったヤツ。あれはヤバかったな。あれ出てたら10点コースだよ。ジョーディも今回実に調子いいね。オフにだいぶ練習したんだろうか。

しかし、そのケリーとジョーディは早くもラウンド4で当たってしまう。
もうね、下半分はモロにスタックサイド。パーコ、デーン、ビード、ケリー、ジョーディのつぶしあい。対する上はタジ、ファニング？　あぁ、クリスデビッドソン調子いいな、今回。板が走ってるし、サーフィンに伸びがある。

明日もこの波は残りそうだからなんとなくプランとしては潮の上げてる朝に女子ラウンド3で、その後男子ラウンド4って感じかな。


つのだゆき