deeep around the world.

 
 
う～ん、何でやるかな、今日。昨日よりだいぶサイズが下がったデュランバーなんだけどね。本当は今日は昨日空港まで迎えに来てくれた、あ～み観光の女子プロのお話でも書こうかと思ってたんだけどね、試合だからしょうがないな。それは後日。
 
メンズラウンドワン。今ひとつ地形の悪いスナッパーロックスなので、お隣のデュランバーへ移動してスタート。今シーズンからスタートする新しいトップシード方式の新フォーマットではなく、旧フォーマットのままの、見慣れたヒート表。今シーズンは2種類のフォーマットが併用される予定だ。
 
ま、初日ってことで、今シーズンはどんな感じなのかなぁ、と、皆さんの短いながらのオフの間の仕上がり状況を見る日だな。
ま、ぶっちゃけこれと言ってそう変わりはない。でもあの波じゃな、どうにもこうにも評価のしようもないかな。朝のうちはまだクリーンだったけど、時間がたつにつれてどんどん妙な具合に風も入って、午後になったらかなりジャンクなビーチブレイク。3ターンやっと、みたいな。
 
でもね、ケリーおじさんは別世界。5‘4“の自分で削った板で出てた。丸っこい4フィン。先日のブログで紹介したジュンちゃんのケリーシェイプのボードと同じタイプ。う～ん、あのおじさんとしては、ああいうクルクル回る板に乗ってもドライブなんだな。カーヴィング360全開。
普通ならね、あの手の板だとボトムで回る感じになるんだけどね、あれでもあくまでレールのサーフィン。だから、すごく無理なことやってるのに、なんでもなくメイクしちゃう。困っちゃうな、あれは。
 
ギャラリーも週末だけに、ケリーのヒート前から続々って感じで、ケリーのヒートは皆さん波打ち際にずらりとラインナップのケリーシフト。このケリーだけ突出したサーフィンと人気っていう傾向は今シーズンも変わらないようだ。
 
波も波だったからかもしれないけど、なんとなく元気なさそうに見えたのはファニング。キレがない感じっていうか、板あってないかな。ラウンドワンじゃジェイ・トンプソンにやられたパーコちゃんだけど、サーフィンそのものは良かったと思う。うまいな。ケリーの次にうまい。なんでタイトル取れないかな、ホント不思議。
 
気合入ってる感じなのがビード・ダービッジ。ラウンド2には回ったものの、なんか、自信がライディングにあふれ出てたって感じがする。世界2位だからな。ま、個人的にはどうもその現実が不思議なんだけど。
 
怪我が全快していない感じだったのがデーン・レイノルズ。なんか、今ひとつだった。デーンらしいライディングは1本だけ。ま、でも常時あのデーンらしいライディングが出来るようになれば、上位陣を脅かす存在なんだけど。
 
タジ、相変わらず飛ばしてたな、ファイヤーワイヤーで。ああいうビーチブレイクの処理の仕方って、タジうまいなぁ、と思う。重さというか、迫力みたいなものは少し欠けるけど、トリッキーな動きとスピードはコンディションが悪ければ悪いほど、タジのうまさが光ってくる感じだ。
う～ん、まだ初日だからなんともいえないけど、順当にケリー、パーコ、タジ。新人グループはこれと言って突出してこいつヤバイ、ってのはナシ。あ、意外やテイラー・ノックス、よかった。大砲どっか～んみたいな。
 
 
つのだゆき