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yuki's wagamama online フリーペーパー「フロー」編集長つのだゆきのオフィシャルページ。

更新日 2009-06-03 | 作成日 2009-01-26  

ワールドツアー新フォーマットのデビュー戦。(4月7日)

 
 jordy_bl06sn09.jpg9.70の今大会ハイエストスコアをマークして、できすぎかな、みたいな感じの本日のジョーディ 
 
グロメッツおよびトライアル終了後の初日メインイベント。昨日のグロメッツのときより多少サイズは下がるものの、十分にコンテスタブル。ただ、サイズがあっても分厚くて当てられない波と、それがきっちり読めてリップしていく選手の間に大きな差ができた本日。というか、ベルズってのはそういうところ。合う選手と合わない選手がきっちり分かれる、クセのある波だ。読めない人というか、合わない人はとことん合わない。

もうそれは昔からずっとそう。オッキー、サニー、テイラー・ノックスは大得意、ケリーはイマイチ。オッキー、サニー、テイラーの共通点はなにかな……引きずるトラック? とにかくどちらかといえば、まだ引っ張るか、まだ引っ張るか、みたいなサーフィンの選手がここの波にはよく合う。選手に言わせると、見た目と乗った感じがだいぶ違う波らしい。

今回のベルズはワールドツアー新フォーマットのデビュー戦。この新フォーマットに関してはどこかで書いたと思うけど、ようは敗者復活のラウンド2がなくなって、昨年のランキングトップ16がラウンド2からスタート、バック32がラウンドワンを戦い、ラウンドワンで負けた選手は33位決定というサドンデス。ま、今シーズンはイベントごとに新旧どっちのフォーマットでもいいんだけど、今回はこのサドンデスの新フォーマットなわけ。よって、本日はケリーもパーコちゃんもファニングも出番なし。注目ヒートはテイラー、デーン、ジョーディぐらい?

テイラーはホント、ああいうスタイルにはベルズの波がしっくりあってて、う~ん、やっぱテイラーかっこいいなぁ、って感じだったな。ただね、本日前半雨だったので写真はお届けできないわけだけど。

で、昨年う~ん、この人はベルズとは合わないんだなぁと思ったデーン・レイノルズ。それでもお隣のウインキーポップで彼の全開サーフィンを見せてギャラリーを沸かせたわけだけど、本日。う~ん、やっぱベルズはホントに合わないなぁ、って感じ。何をやってもつまっちゃう。前に進めない。

取りこぼしのできないラウンドワンで、やっちゃったな。もう、ホント、波と合わないったらなかった。相手のオウエン・ライトも実力派の若手ではあるけど、あのデーンならある意味誰でも勝てたかも。オウエン・ライトがすごかったというより、デーンが悪すぎ。6.83がハイエストポイントで、必要だったのが6.68。でもそれが出せずに終了。

余談だけど、本日の大金星のオウエンの妹、タイラー・ライトはついこの間ワールドアマで優勝したというサーフィンエリート一家。サーフィンのライト兄弟、ってか?

で、それとは逆に、もうベルズの波にきっちり合ってたのが次のヒートのジョーディ・スミス。もうジョーディのいいところ全部出てた感じ。でもって、ベルズのちょっと厚めのフェイスの長い波だと、ジョーディの体の大きさとかもそんなに気にならないし。とにかく柔らかくて伸びのあるラインが本当に今日の波に合っていて、オープニングライドが9点、その後2本目で7.50。このヒートの前半であっという間に相手のマット・ウイルキンソンをコンビネーションに追い込み、その後9.70の今大会ハイエストスコアをマークして完勝。ちょっとできすぎかな、みたいな感じの本日のジョーディだった。

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今日はスライドショーでね 
 
つのだゆき