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yuki's wagamama online フリーペーパー「フロー」編集長つのだゆきのオフィシャルページ。

更新日 2009-06-03 | 作成日 2009-01-26  

シルヴァナ、ワールドツアー初優勝。
死ぬほど嬉しそうだった。(4月12日)

award25sn09.jpgブラジル人初のベルズ優勝。本当に嬉しそうなシルヴァナ 
 
い~な~。ブラジリアンこの辺にもいっぱいいるみたいで、表彰式でどこからともなく、たぶんあれがブラジルの国歌なんだと思うけど、ギャラリーが歌い出して、シルヴァナもステージで一緒に歌う、みたいな。う~ん、日本人がワールドツアーで優勝したら私ひとりでも歌っちゃうかな、くら~~~~い「君が代」。なんか、盛り下がりそうだけど。

で、ファイナリストはいたって順当だったんだけど、結果がなんか、あ、こっちだ、今日は、みたいな感じ。

コンディションが今ひとつで、波がとにかく不安定。セットの間隔が長いし、時にはセットの1本目が良くて、時には2本目が良くて、みたいな、とにかくタフなコンディション。もう今日は波運、大事大事。波だけじゃなくて総合的な運も大事大事。

ルーキーのサリー・フィッツギボンスはちょっとでっちりというか、まだ子供のサーフスタイルが残っててぎこちなく見える。18だからな、まだ。でもスプレーはけっこう出るし、よく乗るしで、失う物が何もない若さみたいなものもあって、セミまで行って3位。

ここは得意なソフィアもクオーターは抜けたものの、リンコンリーフに移動したセミではいいところがなく、7点台本のシルヴァナにやられた。う~ん、シルヴァナと較べられちゃうと、厳しいな、ソフィアは。波が不安定だったけど、きょうのシルヴァナは安定感抜群だった。危ないヒートなし。

危なかったのはQFのステファニー。これ、まったく波の来ないヒートで、最初の10分はどっちも乗らず。その後セットが来るけどすべてペイジ・ハーブがスコアしていき、残り5分のところまで一方的。残り5分でようやくステアニーがそれらしい波をつかみ、5.83のヒートベストスコアをマーク、乗れば相手より点が出るけど、それでもまだ必要だったのが1.67。ま、ここで待たないで、小ぶりのヤツで2点出してとりあえず逆転しておいたステファニーの状況読み勝ちかな。ペイジの下も3点だったから、2点じゃしょうがなくて、試合運びのセオリーとしてはセット待ち。でも、今日の波の来なさから臨機応変に2点出して逆転、相手にプレッシャーをかけておいたステ正解。だってそのまま試合終了だったから。
セミのステ対サリー、シルヴァナ対ソフィアはどっちもコンビネーションという一方的な結果。ま、世界の女子トップ2の実力どおりって感じかな。

しっかしね、ゴールドコーストでもうるさいほど書いたけど、女ヤバイよ、マジで。もうね、写真見てると女のサーフィンではないな。ステファニーのスプレーなんて、パーコちゃんかと思っちゃうぐらいだもの。

ファイナルはスタートしてすぐに9.17、ジェットで戻ってすぐに8.17と、序盤のたたみかけが大成功のシルヴァナ。ステファニーも7.83スタートと悪くはなかったけど、シルヴァナがあっという間に2本決めた序盤からずっと9.51が必要で、それは最後まで変わらなかった。

この試合全体でのサーフィンはステファニーがピカイチだったけど、ファイナルに関してはシルヴァナが上。ステファニーのこの試合3連覇はならなかった。

ブラジル人初のベルズ優勝。本当に嬉しそうで、あれだけ喜んでいただければ、私たちも幸せです、みいな感じだった。そうだよな、年間ランキング2位でも優勝したことなかったわけだから。
 
女ヤバイよ、マジで。スライドショー見てよ。
 
Yuki’s WCT Outlooもよろしく。
 
 
 
つのだゆき