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yuki's wagamama online フリーペーパー「フロー」編集長つのだゆきのオフィシャルページ。

更新日 2009-08-21 | 作成日 2009-01-26  

パーコちゃん。今シーズン3勝目。(7月15日)

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パーコちゃん。今シーズン3勝目。
これで今年はパーコちゃんではないかという感じが濃厚になってきた。残り5試合、少なくとも追うサイドの人は5試合で2勝しないとゲームに参加できないような計算だ。

ドロップスウェルの本日、朝7時半スタートで昨日のつづきから。波は3~5フィートでクリーンだけど朝は潮が上げすぎていて不安定。潮のいい時間には、うわ、このセットどこから来たの、みたいなセットも入ったんだけど、ヒートによってコンディションにかなり差がある一日だった。

ケリーはこのダメなほうの、波のまったく来ないヒートに当たってしまい、ろくなライディングの出来ないままラウンド3でテイラー・ノックスに敗れた。ヒートスタート直後にテイラーが乗った8点が最後まで効いた感じ。ケリーはテイクオフし、チューブを探して走るものの、波がなかなかその気になってくれない、という感じ。残り10分の時点でコンビネーションになり、波さえ入れば何とかなったが、波は来ずだった。

ジョエルは相変わらずきちんとペースセットできていて、お得意の大きなカーヴィングとフルスピードで駆け抜けるチューブでビーチを沸かせた。
ショーン・ホルムズはこのコンディションだとやはりちょっと不利。しかもそれだけじゃなくてこのヒートのデーン・レイノルズの出来が最高すぎた。何しろいきなり10点スタート。テイクオフからそのままチューブイン。これがディープで長いとんでもないチューブ。で、出てきてから特大フローターをきっちり着地。その後も8.67、最後には9.20を決めて20点満点で19.20で、この試合のベストトータルスコア。ニクソンの100万円のプレミアムウォッチをゲットした。

セミでは逆に波の来ないヒートで、ダミアンとシーソーゲーム。残り数分でなんとか5点台で逆転したが、その後ろの波で再びダミアンに逆転されて3位に終わった。ただ、この試合で最もギャラリーを沸かせたサーファーのひとりであることは確実で、10点満点2本、ベストヒートスコアと、Jベイとの相性のよさを見せた。

デーンが10点スタートなら、ジョエルもセミでは10点スタート。チューブに次ぐチューブ、最後のインサイドのロングロングチューブが昨日のケリーのヤバイロングチューブみたいな感じで、あれは10点だったな。で、これでもう試合は決まったと思ったんだけど、カイ・オットンも引かなかった。セットの波を見つけ、バックハンドリップ、インサイドチューブをメイクし9.80で試合は振り出し。しかし後半パーコが7.80を出しファイナルへ。

ファイナル前のオッキーVSカレンは、オッキーの髪振り乱しリップにカレンのクラシックカットバック。今回はオッキーの勝ちで、勝負はイーブンで次回に持ち越し。どうやらムンダッカとかでもやるみたいだよ、これ。

ファイナルはもうスタート直後にパーコちゃん。ボーンヤーズから延々走ってつないでチューブ、リップの9.47スタート。これを見た時点で私は表彰式に向けてカメラ片付けちゃいました。対するダミアン・ホブグッドは中盤までまったく波に乗れず、中盤で何とか1本乗るんだけど、5.67とリップ勝負になるとどうしても弱い。結局パーコの9.47が終盤まで大きくモノをいい、タイトル奪取に向けて大事な大事な3勝目をあげた。ちなみに今年はパーコちゃんがここでワイルドカードで優勝を決めてから10年目に当たる。私見てました。う~ん、10年って早い!



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つのだゆき