deeep around the world.

予告どおり、朝7時15分からオッキーＶＳカレン。
いくら夢の対決とはいえ、朝7時15分のこの季節のＪベイはようやく明るくなる時刻。しかもドン曇で時折パラパラ雨で極寒。もうがまん大会か罰ゲームかのノリだった。しかも朝のうちは波もイマイチだったし。最初の勝負はカレンの逆転勝ち、セミとファイナルの間にもう一度夢の対決が行われる。このオッキー、カレンが終わるころには日もさしたりしたんだけど、今日はおおむね曇り。時に雨。波は潮のいいときには6～8フィートのパーフェクト。やっぱりＪベイの波はすごいな、というコンディションだった。

昨日の続きのラウンド2、第3ヒートから続けてラウンド4の5ヒート目までを消化した。う～ん、ラウンド2の8ヒート目になってこの試合初パーコちゃん出てきたらアナザーレベルだったな。いきなり別のサーフィン。そのあたりから潮まわりもよくなってきて、6フィートはゆうにあるセットが入り始め、チューブ合戦。面白かったな、やっぱり。さすがＪベイだよ、ホント。

でもこうなるとショーン・ホルムズ、強いな。特大セットで大きなカーヴィング、ロングチューブを抜けて9.93と8.67を揃えてヒート序盤でタジ相手に勝ちを決めてしまった。かわいそうなのはタジ。タジだってここは得意だから17位負けなんかしている場合じゃないんだけど、あの波を見つけられちゃったらしょうがないなぁ。

この試合初の10点満点はミシェル・ボレーズのトリプルチューブ。1本の波で3度チューブを抜けて10点、バックアップも8.27で、ファニングを破る大金星だった。

お次のジョーディ対レイノルズが本日のメインイベント。どっちも出来が良くていい勝負だったけど、まだかよまだかよ、みたいな長い深いチューブで10点満点を出したデーンがラウンド3へ。う～ん、ボレーズが10点ならデーンのは15点ぐらいだったな。ヤバかったもの、あのチューブは。

それをみていた次のヒートのケリーはもう全開チューブ狙い。しかもインサイドのダブルアップのチューブ。レイバックからストール、リップからそのままイン、スタンディングバレルと、チューブの入り方のさまざまなバリエーションも見せてくれた。しかもスキあらばヒョイっと入り余裕で出てくる。9.00、9.27、9.57、9.23と9点台4本。圧巻だったのはインサイドのロングチューブ。長かったなぁ、あれは。出てきたのはもうパドルバックできないほどコンテスト会場から離れた場所で、ケリーはビーチを走ってポイントに戻ったほどだ。

テイラー・ノックスもここを得意としているひとりで、いい感じでチューブを抜けていたけど、次のラウンドでケリーと当たってしまう。
ショーン・ホルムズ、デーン、ケリー、テイラーあたりの快調組が全部下半分に固まってしまって、スタックサイド。上は順当ならパーコちゃんだろうな。ラウンド3でポッカリあいたロングチューブをぬけて本日3本目の10点満点も出して、ＱＦだ。下は波しだいではホルムズもありそうだし、安定感はケリーだし、爆発すればデーンだしで、本当に読めない感じ。明日ファイナルデーが濃厚。


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つのだゆき