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パーコちゃん17位敗退です。

【現地時間9月15日】ちょっとね、サーフィンの試合中なのにテニスモードだったけど、今日からはハレテハーレー。　でもね、人生は○○だけっての、ダメなのよ、絶対。サーフィン漬けとかね、絶対だめ。ろくな結果にならない。何事も奥行きだけでなく幅も広げないと。他のスポーツから学ぶこともたくさんあるし、違う世界を知ることってすごく大事だし、気分転換や行き詰ったときの逃げ場にもなるし、何より人間の幅が広がる。これはね、スターになるには必要なことなんだよ、どんな世界でも。

だから、このブログを読んでいるほとんどの人がサーファーだってわかりきってても、時にテコンドーやテニスやゴルフや、猫やバラや野菜やお料理やと、あちこちに行くんだよ、このブログは。WCTのトップ選手だってラグビーやゴルフや野球や、いろんなことをオフに楽しんでる。それぞれの別の世界に友人も居るし、休みの日はアイポッド聞きながらウエットに着替えてサーフィンしてるばかりじゃない。特に上に行けば行くほど、サーフィン以外の世界を広げてるのが現実なんだな。

ま、これ読んでるサーファーのうちのほんの少しでも、サーフィン以外のことにも興味持ってくれたらいいかな、と思ってのことだけどね。日本の将来をになう良い子のみなさん、よろしく。

で、3日目。本当はラウンド4まで何とかたどり着きたかったんだろうけど、本当に波がダメで、昨日のサイズダウン版。でもたま～に名残のセットが入る、みたいな。よって本日はラウンド4の残り10ヒートと、エクスプレッションセッションで終了。エクスプレッションセッションはラウンド4の選手たちもスタンバイでいたから、けっこう豪華メンバー。スーザ、ケリー、テイラー、デーン・レイノルズ、ファニング、ジョシュ・カー、カイ・オットン、その他ゴソゴソ。ま、役者は揃ったものの午後になると波が本当に悲しくて、残念だったな。ケリーはクワッドで参加してたけど、やっぱ、違うな、クワッドは。スカッシュのトライに乗っとけ、って感じ。

朝の目覚ましムーブは、デーン・レイノルズのハイエアーリバース。ふっつ～にやって、ふっつ～に次のマニューバーにつなげてた。ま、ビッグマニューバーはあれひとつだったけど、8.33。バックアップライドが揃わなくてちょっと苦しんだけど、ま、何とかヒートアップ。（ギャラリーをチェック）

お次のロブ、パーコちゃん対決。昨日ASPのブログで書いた大荒れ模様ではなかったけど、ちょい荒れ。パーコちゃん17位敗退です。前半着々と5点台をそろえたロブに対して、パーコちゃんが相変わらずのフン詰まり感全開の、別人サーフィン。それでも必要だったのは6点ぐらいだった。ヒート終了と同時に乗った1本が入るか入らないか、という超微妙な状況だったが、結局ジャッジの判断はノーカウント。ま、今はリプレイをみているので、判断に間違いはないと思う。

あれはカウントされていれば間違いなく逆転だったから、わずかコンマ何秒だったけど、神様に見放されちゃった感じだったな。あのラストライドは要所要所にパーコちゃんらしい動きがあって、良かったんだけどね。

8月にバリでやった右足首（後ろ足だから余計影響あり）の怪我が問題。ガチガチテーピングしてたけど、回復に後どのぐらいかかるのかによって、タイトルレースに大きく影響する。だってこの先ヨーロッパレッグ3試合連続ですから。

で、ケリー。今日も例のボトムにカーボンの入った5‘10“のスカッシュテールトライフィン。いや、あれホントにいいわ。ケリーに合ってる。けっこう無茶しても板ついてきてるし、スープの上でも加速して行ってる感じ。本当に止まらない、ずっとレールトゥレールのニュルニュルトラック。ブレット・シンプソンが緊張からかガチガチのサーフィンをしている間に、レフトのセットで、リップリップ、フローターフローターで簡単に9点ゲット。高いな、と思ったけど、そうね、ターンの質を見たらそういうポイントになるな。それまで誰もあの波をああいうふうに乗れてなかったし。で、その後も7.83を出して磐石。

タジ、パーコが消えた今となっては、ここでケリーが勝つとがぜんタイトルレースが面白くなってくる。ホブグッド兄弟、ファニングも良かったけど、今のところ下半分はケリーだろうなぁ、という感じ。

上半分がけっこうタイトで、ビード、スーザ、テイラー、レイノルズ、ロブとひしめき合う中に、ラウンド2で9点を出しているジョシュ・カーもいて、読めない。



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つのだゆき